9月下旬は例年になく雨の日がつづき、18日には台風にも見舞われました。
幸いにも台風による被害はほとんどありませんでしたが、それでもかなりの降水量だったためか畑に入れない日が続いてしまいました。
この雨によって当別町では秋播き小麦の播種がかなり遅れてしまいました。そして稲刈りと同時進行、もしくは小麦の播種よりも先に稲刈りをする方もいらっしゃいました。
収穫時期の雨に見舞われ、一体どうなることかと心配しましたが、収穫こそ遅れたものの、順調に米の集出荷が行われています。
例年通りゆめぴりかが先行で出荷されております。
出荷していただいた農家さんにお話を聞くと、ゆめぴりかに関してはあまり収量が良くはないように思えます。
しかし、タンパクを測定していると、今年は低めに出る傾向があると思われます。
収量は安定せずとも、低タンパクで高品質に寄るのかもしれません。
さて、昨日29日に農政事務所で9月15日現在の作況指数が発表されました。
気になる北海道は「102」となりました。
全国平均での作況指数は100となっていますので、今年は平年並みの年であるとされています。
全国で見てみますと、一番低い所が栃木県で93、一番多い所は神奈川県で105でした。
また、米どころである東北地区で見てみますと、100を超えているのは山形県のみで101。
青森県と秋田県が99となっており、また新潟県は97となっていました。
平均して作況が良いのは九州地方で、軒並み100を超えており、104の県も3か所あるなど豊作であるのが伺えます。
そして北海道内での作況指数を見た場合、
当別町を含む石狩地区は103だという発表でした。やや良ということでしたが、実際はいかがでしょうか。
道内では、道南地区が作況指数99とされていますが、他は軒並み100~103となっています。
上川地方が102となっていますが、南空知北空知と103とされていますので、お米の量にも期待ができそうです。
まだまだ収穫途中ですから、実際の数字はわからないところだと思いますが、少しの晴れ間で急いで事故など起こさないよう気を付けて作業していただきたいと思います。
下に北海道農政事務所より公表された北海道の作況指数の一覧を載せておきます。