稲刈りも終わり、大豆の収穫もほぼ終わっているかと思います。

水稲の作況はほぼ作況指数並みではないかと思いますが、大豆はいかがでしょうか。

7月の生育を見るに、大豆は期待できるのではと言っていましたが、出荷していただく生産者のお話ですと平年並みかと思われます。

小麦と同じく7月の高温によって粒が小さい傾向にないかと心配されるところです。

 

さて、題名にあります通り、今回は名前からかなり効きそうな水稲用後期除草剤のご紹介です。

トドメMF1キロ粒剤・乳剤は科研製薬株式会社が開発中の新規成分「メタミホップ」を唯一配合する水稲用後期除草剤になります。

このメタミホップという成分はイネ科雑草にのみ活性を示し、生育の進んだ雑草に対する効果が高いものとなっています。従来品でいうならばクリンチャーに似ています。

ですが、クリンチャーと比べて違うのが、その高い効果発現性と残効性にあります。

 

トドメMF剤は、効果完成まで約2週間だとしているため、散布後にその効果を早い段階で確認することができます。

さらに、その残効性も約2週間認められていることから、従来品と比べて散布後の後発雑草に対しても効果が期待できるという点もあります。

また、散布量も乳剤で10a当たり200mlと比較的少なく、ノビエ6葉期までの登録を持っていますので、従来品に負けていません。

さらに使用回数も2回以内とされています。

 

新剤ですので、これから注意点なども増えてくるでしょうが、現時点では登録は収穫50日前までですので、従来品に比べると20日延びているという点と、やはり気になる価格の面でしょうか。

施用薬量が乳剤200ml散布ということからもわかる通り低めに設定されていますので、高くなりすぎないようには思いますが…こればかりは実際に単価が出るまではわかりません。

 

 

今回は新剤ということで資料はありませんが、来月には農薬の説明会にも参加してくる予定です。

そこでもお話しされるということでしたので、また詳しい資料や話も聞けるかと思います。

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