昨年12月の段階で雪が多いなと、当別新篠津岩見沢の人たちは思いました。
そして1月には少し落ち着いたかと思えば、2月には低気圧が押し寄せ、局地的な大雪が降り、そしてその局地にみごとにハマりました。
もう3月も終わろうかとしていますが、札幌管区気象台によりますと、25日現在の新篠津の積雪深は104cmとなっており、平年比179%の量となっています。
平年比はそうですが、雪が少なかった昨年と比較するとどうなのか調べてみますと、グラフによるおおまかな数字しか見つけられなかったので正確ではないものの、昨年同時期が約20cmの日最深積雪量だったのが見て取れます。
昨年比で約5倍の量が残っていると思うと、令和2年度は本当に雪が多かったんだなと感じます。
調べてみるとすぐに出てくるのですが、北海道で現在の積雪量が一番多い観測値を出しているのは朱鞠内で190cm。次いで幌加内が162cmと、多いところは本当に多くて驚かされます。
そして少し気になったので、北海道全体を通して累積降雪量を調べてみました。
すると、新篠津は平年値798cmに対して954cmで平年比120%
岩見沢は平年値718cmに対して944cmで平年比131%でした。
量はあまり変わらなくても、平年比で考えると岩見沢の方が多かったことがわかります。
ちなみに北海道で一番多かったところが朱鞠内で、平年値1201cmに対して1092cmで平年比91%
次に多いのが幌加内で、平年値1219cmに対して1078cmで平年比88%となっており、こんなに多いのに平年よりも少し少ないことにも驚きました。
そして北海道全体を通してみたときに、累積降雪量の平年比が120%を超えているのは新篠津と岩見沢の2地区しかありません。
さらに、累積降雪量が900cmを超えている地区は、全道で5地区しかなく、新篠津と岩見沢以外の3地区はもともと平年値が1100cmを超えている地区だけでした。
※気象庁HP 累積降雪量一覧表(3月24日)を参照
豪雪地帯とは言われていましたが、北海道全体で見ても数字が際立つくらい今年は雪が降ったんだなと痛感します。
当別は観測地点がないので、大雪のニュースにもなくひっそりと大雪に見舞われたわけですが(吹雪で交通事故によるニュースにはなりました)、となりの新篠津や岩見沢のこの記録的な大雪から察していただけると思います。
これからまた忙しくなりますが、雪どけも遅いことから少しだけそれも遅れそうです。